2007年11月8日

沖縄ブースターの力

こんにちは。各地では華々しく開幕戦が始まりましたねー。

前回お伝えしたとおり、私は沖縄に飛んできました。木村GMにお話をうかがったとき「沖縄に来るなら絶対開幕戦ですよ」と言われたからにはもう行かずにはいられません!
たった2日のために沖縄に行くことを友人に話すとたいてい「正気か?」と返事が返ってきたのですが、私の目的はバスケ! あとちょっとおいしいもの! だからどうってことはないのです。

会場に到着すると、たくさんの報道陣が。東京から来てるなんていう酔狂は私だけかと思ったら…さすがバスケット王国・沖縄の開幕戦! 私がご存知なだけで2人の在京ライターさんと1社の社員さん(bjtvでお世話になっているIさんでした笑)がいらしてました。月刊バスケットの編集さんは開幕戦を見て翌日の朝帰京とのことで…本当にご苦労様です。

今回の沖縄開幕シリーズを見てひとこと…ほんっとーーに楽しかったです。

試合も1戦目は2点差、2戦目は延長戦での決着とかなりエキサイティングしたものになったのですが、それより何より、ブースターの皆さんが作り出す会場の雰囲気がとても気持ちよかったです。

日本人の典型的な応援スタイルは、応援団など先頭に立つ集団に先導されて、おそるおそる周りがついていく…というものですよね。しかし、沖縄の応援はすべてが自発的な行動で成り立っています。緊張が高まるティップオフ、会場に響きわたったのは指笛の音!(民謡などで指笛を使うので、みなさんとても指笛を吹くのが上手です) ディフェンスのときのBGMは「ドンドン!」という2拍のリズムだけ。DJに促されずその2拍のあとに「ディーフェンス!」という声が続いたときはとてもビックリしました。内地(沖縄以外の各都道府県)で同じようなスタイルを採用しても、間違いなく声はついて来ず、DJが一人で必死に盛り上げるだけにとどまってしまうのが目に見えてしまいますよね。

1戦目は惜しくも敗れてしまいましたが、その後に巻き起こった拍手は惜しみないものでしたし、ブースターの表情も、これからのキングスへの期待に満ち溢れたものでした。

もちろん2戦目の勝利の瞬間は大騒ぎ。地元メディアの方々も飛び上がらんがばかりの表情を見せていましたし、観客席には嬉しさのあまりに踊りだしたおじさんもいました。
選手の通用口には子供たちがズラーリ! 出てきた瞬間を狙って選手たちは押しつぶされながらも(澤岻選手はあまりにも子供が多いため「前ならえ」をして整列させていました笑)一人ひとりのサインに応じていました。
南国の人特有の垣根の低さ、そしてバスケットボールが文化として根付いているという土地の利点を、キングスは素晴らしい形で生かすことができたと思います。特に、仙台から沖縄へ移籍した吉田選手は、沖縄の人々の持つ力をとても強く感じたと話していました。
河内コミッショナーも「会場の雰囲気は、今シーズン入ってきたばかりのチームの開幕戦ということを忘れるくらいのものでした。沖縄のブースターはbjの盛り上げ方をよく知ってます。感心しました。ここがバスケットがさかんな地だということを改めて感じました。」と、感慨たっぷりにコメント。

また、木村GMは、私の「コアなブースターはまだいないようですが、どうやって増やしていくお考えですか?」という質問に対し、
「確かに、チームができたばかりでまだそこまでコアとは言い切れないと思いますが、ファンは今日の開幕戦からとても熱かったし、一緒に戦ってくれた。(1戦目の)最後には悔しさを一緒に味わって、明日も頑張ろうと思っていたはずです。そういう意味ではもうコアブースターと呼べると思っています。」と話してくれました。確かにその通りでしたね。

次節・埼玉戦もホームの沖縄でのゲームとなります。
私もできればもう1節くらい見に行きたいものですが…お財布事情がそうもいきませんので涙を呑んで、お留守番です。ですので、今度はアウェイの地で、ブースターの力を借りずにどこまで自分たちの実力を発揮することができるのか。そんなところに注目して、関東近隣の試合を楽しみに待つことにします。

では、最後に会場の雰囲気を写真でお伝えしてお別れです。


開場を待つ大勢のブースター。



なぜか大分の沖縄出身選手を応援しに来たという女の子たち(キングス応援しようよ笑)。三友選手が沖縄に縁がある選手だとは知りませんでした。


張り切ってポーズを決めてくれた男の子。



サインをもらってる途中を撮ろうとしたら、ほとんどの子たちが集まってきました。この子たちが澤岻選手に前ならえをされた張本人です。


会場には大分の沖縄出身選手、与那嶺選手と島袋選手を迎える横断幕が。キングスの選手分はまだないようです。


2戦目に用意された澤岻選手の横断幕。澤岻選手の母校・コザ小学校のミニバスで作成されたものです。現在コザ小学校のミニバスは、澤岻選手の中高のチームメイト、佐久本吉博さんがコーチをつとめています。


フードコートにはブルーシールアイスクリームにタコライス、オリオンビール! 前半キングスがリードしている場合に限りビール200円値引きという、お父さんには嬉しいサービスが。このシリーズは見事両試合ともキングスが前半をリードし、観客はおいしいビールを安く、気持ちよく飲むことが出来ました。とてもうらやましかったです(笑)


海が近い沖縄だけあって、グッズにはビーチサンダルも登場。11月ですが、沖縄ならまだまだ履けます。


キングスベンチ側のゴール下にひときわ盛り上がっている一団が。選手の知人かと思って話を聞いてみると、なんと東京からやってきた皆さんでした。キングスがチームを立ち上げる段階から「夢を追っている仲間を応援しよう」という思いのもと、ポスター貼りなどの活動に参加してきたそうです。「一年越しの夢が叶ってとても嬉しいです!」と、ビールとシークワーサーを大量に摂取しながら話してくれました。
ちなみに真ん中の男性が持っているのは開幕当日、琉球新報に掲載されたキングスの全面広告です。すっごくかっこい広告でしたよ。


ビッグマンたちが待ち受けるゴール下を果敢に攻めた沖縄のヒーロー・澤岻直人選手。タイムアップの瞬間表情を全く変えなかった澤岻選手ですが、喜ぶブースターの姿を見てようやくこの笑顔に。


bj_official at 11:54│Comments(4)TrackBack(0)bjリーグ 

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この記事へのコメント

1. Posted by てっちゃん   2007/11/08 9:11:39
はじめまして!てっちゃんと言います。
ブログ拝見させていただきました。
僕も開幕戦を観に行ったんですが、あの時の興奮がよみがえってきました。
これからも、取材頑張ってください!
2. Posted by 青木美帆   2007/11/09 10:08:00
てっちゃんさん、はじめまして!
開幕戦ご覧になっていたんですね。(ということは沖縄の方…うらやましいです。)

コメントいただけてとても嬉しいです。これからも臨場感の伝わる記事をお届けできるよう頑張ります!!
3. Posted by ta-san   2007/11/13 20:58:01
はじめまして、ブログ拝見させて頂きました。
選手以外のブースターの事がたくさん載ってたので、おもしろかったです。
ポーズをとってる男の子はうちの子です。ホームはほとんど毎試合見に来てるので、いろんな人に写真を撮られてるので試合会場ではちょっとした名物になってるようですね。
またぜひ沖縄に来てキングスの記事をどしどし載せて下さい。
ちなみに来週は水木、土日で4試合やります。つらっ!
4. Posted by 青木美帆   2007/11/21 9:00:24
ta-sanさん、はじめまして。

なんと!あの男の子の親御さんからのコメントとは。びっくりしました。
あちこちで写真を撮られているんですね。息子さんがキングスの名物キャラになる日も遠くない(笑)

沖縄、本当にいいところでした。時間と予算が許せば試合のたびに行きたいところですが…今度はいつになることやら。

今週の対戦は遠征先が福岡なのがまだ救いでしょうが、やっぱり辛いでしょうね。
高松は昨年の準優勝チーム。手ごわいですがホームでいいゲームを見せてもらいたいものです。

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プロフィール
青木美帆/Miho AWOKIE
1984年生まれ。早稲田大学卒業。早大体育会の報道紙「早稲田スポーツ新聞」でバスケットボール部を担当したことをきっかけに、在学中からバスケットボールに関する取材活動を開始。現在はフリーのバスケットボールライターとして中学バスケットボール(白夜書房)、FreeBas.(フリーペーパー)などで執筆中。周りからはさんざん「無謀だ」と言われていますが、体当たりで頑張っています。
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